人間関係にヒビを入れない飲み会のお金事情

先日わが研究室主催の飲み会があり、そこには多数の下級生も来てくれた。その日は下級生に比べて上級生の人数が少なかった。

そこに別の研究室の同期も参加してくれていた。

 

飲み会は大いに盛り上がり、いざお会計となった。

この日は下級生にきてもらっている立場だったので、上級生が多く払おうと言うことになった。

 

そして、無事お開きとなり、帰路についたわけだが、このときに問題は起こった。

別の研究室から参加してくれた同期Kくんがぼそっと「俺は財布要因だったしな」と呟いたのだ。

同期ということもあり、Kくんにも多く支払ってもらったのだが、彼はそこに少なからず不満を覚えていたらしい。

確かに、違う研究室から参加してくれたのはKくんだけで、そこまで馴染みのない人たちが多かった。また、彼は遅れて参加したためそもそもの滞在時間も短かった。

それなのに自分が飲み食いした金額以上に払わなければいけないことに嫌気がさしたのは当然といえば当然である。

 

こういう場合私はどうしていいのかわからなかった。

正直私はKくんがきてくれて楽しかったし、私には彼も楽しんでいる様に見えた。

だから、「財布要因」という言葉がKくんの口から発せられるまで、そんなことは考えてもいなかった。

しかし、彼はその言葉を、本音を言ってくれた。

Kくんが多く払ってくれたことで我々が助かったのは事実だし、今更返すにも、当方そんな余裕もない。

 

その場はKくんの優しさにより、まあいいけど、という風になったが、こんなことは繰り返すべきものではない。

 

今後飲み会を主催するコミュニティー以外の人を呼ぶ際には、その人に不利益が生じない様にしなくてはならない。きてくれてありがとうの精神を持っていなくてはならない。来なきゃ良かったと思われたらおしまいである。

 

今回はKくんが優しかったから、正直に気持ちを話してくれたから、友好関係は変わることながなかった。

しかし、次もこれが続くとは限らない。むしろこれが続くことの方がすごいことなんだ。そう、思います。

 

Kくん、本当にありがとう。あなたの優しさに救われました。