人の信用は銀行口座

今「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」というステーブン・R・コヴィーによって書かれた本を読んでいます。その中でなるほど、と感銘を受けた部分があります。それは、「人の信頼は口座のようなものだ」という内容です。(本を見ずに書いているため、正確ではありません。)

この考え方では、相手に対して小さな思いやりや気遣い、相手のためになるようなことをした際に預け入れが行われます。一方、口うるさく小言を言うこと、約束を守らなかったこと、などは口座から引き落としがなされます。そのため、家族や友人など親しい人には意識的に”預け入れ”をするべきです。というのも日々接しているとほんの些細なことで口座から信頼預金が引き落とされてしまうからです。

この考え方、すごく面白くないですか?友達や恋人がなんだかつれないとき、態度が素っ気なくなってきたときなどは私の相手に対する信用口座預金が少なくなってきたんだなって考えると、相手に苛つかずにすみますし、なんならもっと気遣いをして預金増やしたろ、という発想に至ります。この考えができたら、つれない相手イライラしている相手の態度に引っ張られてこちらまで機嫌が悪くなり、相手もますます塞ぎ込む、という悪循環に陥らなくて済みます。相手が素っ気ない時はこちらから口座預金を増やすようなアプローチをするようになるので、すごく穏やかな関係が築けそうです。

 

この考え方の良いところは、親しい人とのより良い関係づくりに役立つところでしょう。悪いところはというと、そこまで親しくない相手・その場限りの関係の人・大切にしたいと思えない人に対してはわざわざ預金を増やそうとは思えないことです。(この考えの悪いところ、というわけでもないようなきがしますが、、、。)とりあえず、友人や恋人には良い面を適用できそうです。2個前の記事で最近彼氏への好き度が下がってきていることを書いたので、早速今日からこれを適用して以前のようなラブラブっぷりに戻れるかどうか試してみます。