D・カーネギーに学ぶ人の動かし方

人付き合いをうまく行う上で、相手が思い通りに動いてくれたら、と思うことは多々あるのではないでしょうか。

 

私は人付き合い、コミュニケーションが苦手であるため、そう思うことが1日に何度もあります。

軽く見知った程度の人を街中でみかけようものなら、すれ違わないように回れ右をして引き返しますし、学校ではトイレでさえもなるべく人と会わないで済むように人気のないトイレを利用しています。

 

そんな私がコミュニケーションの参考になれば良いと思い、D・カーネギー著「こうすれば人は動く」を読みました。

D・カーネギーは人間関係の先覚者として有名な人物で、1936年に出版された「人を動かす」は全米ベストセラーとなりました。日本でも非常に評価が高く、また人気のある作品です。この本はそんなD・カーネギーが企画・出演した伝説のラジオ講座の書籍版です。

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D・カーネギー著 「こうすれば人は必ず動く」



この本では人を動かす際に心に留めておくべき20の教訓を「成功ノウハウ」として紹介しています。

 

本を通じて特に重要だと思ったことが4つあります。

 

  1. 相手に興味を持つこと
  2. 感謝を伝えること
  3. 恐怖心に打ち勝つこと
  4. 相手に重要感を与えること

これらは一体どういうことでしょうか。

正直1と2に関してはこれまでも散々見聞きしたことがあると思います。

 

親しくなりたければ相手に興味関心を持つのだ、感謝の気持ちは魔法のようなものだから積極的に使っていこう、等々。

そんなことはわかってるんです。知識として持っていても、それでコミュニケーションが改善されたことはないんです!

 

ここで重要になってくるのが 3.恐怖心に打ち勝つこと です。

 

知識があっても改善していないのは実際に行動に移せていないから。

そして、行動に移すことを妨げているのは自分の中にある恐怖心。

だから恐怖心に打ち勝つことが必要。

恐怖心は自分の中にしかないんだから。

周りの人は思っているよりも自分に興味はない。

 

これらもわかっているつもりなんですけどね。

実際に行動に移せていませんものね。

やっぱり恐怖心をコントロールできるようになるしかないんでしょうか。

やってみると意外と怖くなかった、っていうそんなオチなんでしょうけどね。

 

 

私が一番驚き、ためになったことが 4. 相手に重要感を与える というものです。

本の中での印象的な逸文を紹介します

 

人間性の最も深い部分にある衝動、それは自分が重要な人物であるという認識を得たいという欲求である」

 

人は自分が特別であると思いたい、そのため不平不満を言っている人に何かしらの方法で自分は特別である、重要であるということを感じさせた結果、不平不満が止まり、とても優秀に働き始めた。

という描写が本文にはあります。

人間関係をうまくいくようにするためにはこの部分、相手に重要感を与えることが役に立つのではないかと思います。

確かに自分のことをいい気にさせてくれるような人と関わりたいですもんね。

 

 

以上、コミュニケーション苦手な私が「こうすれば人は動く」を読んで重要だと思った点4つでした。

今の私にとって一番重要なのは 3. 恐怖心に打ち勝つこと ですね。

ぶっちゃけこれができれば私の悩みは大方解決するんじゃないかと思うレベルです。

...頑張ります。

 

 

「こうすれば人は動く」では具体例をもとに人を動かすため、収入を増やすため、今よりもより良い生活を送るためのアドバイスが示されています。

アメリカでの実話が元になっているので日本では当てはまらないようなこともあるかもしれませんが、それを差し置いても非常にためになる内容です。

 

下手に「初対面でも話が続く!10のテクニック」とか言った風な本を読むよりはよっぽど有益だと思います。

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